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ちいさな楽しみ

燻製日和

日中でも氷点下の寒い日が続くこと1週間。
外仕事は寒すぎて無理だし、
こんなときこそ、時間を贅沢に使う燻製作りです。

燻製は、下ごしらえせずにすぐに煙に当てられる食材もありますが、
ベーコンやハムは下ごしらえに1週間ほどかかります。

今回用意したのは、ベーコン、鶏ハム、プロセスチーズ、ゆで卵(塩味)、鮭の切り身(塩味)。
燻製中は、園長は煙の元となるチップを作ったり、薪を切ったりしながら、まるっと一日煙のお守りです。
わたしはその傍で焚き火をして焼き芋を焼いたり、釜でピザを焼いたり。

日が暮れて真っ暗になるまで、
久しぶりの小さな非日常をたっぷり楽しみました。
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夏に作ったトマトペーストをベースにしたベーコンと鶏ハムのピザ。
トマトペーストが濃厚でいい仕事してました。
マスカットベーリーAと合わせて。
ご馳走はないけど幸せです(^ ^)
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ひなまるnekomarusennsei  at 23:30コメント(0) この記事をクリップ! 

食いしん坊

96歳の父には歯が1本しかありません。でも、柔らかい老人用の食事よりみんなと同じものが好きです。

流石に煎餅のように固いものや
キュウリと蒟蒻と干し椎茸は食いちぎるのが厳しいようですが
ちょっとくらい固いものも食事用のナイフで切り刻んで
時間をかけて食べてしまいます。

終戦間際、父は繰上げ入隊で配属された先で、重度の栄養失調となり生死を彷徨いました。
隣村の人が担いで家まで連れ帰ってくれた時には、ご飯を噛む力もなかったそうです。骨と皮ばかりになって、普通の生活を送ることができるようになるまで2年かかったと聞いています。

父の体力の基は通学で3里の道を6年間通って鍛えた足腰ですが、生きる力の源は食欲だろうと思います。
栄養失調の悲惨な経験のせいか、どんな時でもよく食べます。
手術した後でも、熱があっても、3か所骨折しても、「食べない」と言うのを聞いたことがありません。

その父がわたしの金柑をみつけて
「これは美味しかろうね」と日に何度も言うので
もう少し追熟させたかったですが、根負けして蜂蜜煮にしました。

目下の気がかりは庭の「さくらんぼ」だそうです。
私が植えたさくらんぼの木が虫にやらっぱなしでなかなか実をつけないので、いつになったら口に入るのかを心配してます(笑)。

100歳までは生きると宣言しているので、まだまだ食べることを楽しんでもらいたいです。
さくらんぼさん、来年は食いしん坊の父を満足させてあげてね。
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ひなまるnekomarusennsei  at 21:53コメント(0) この記事をクリップ! 

キンカン

何と言うことでしょう!

ここは寒さが厳しくてカボスも育たないと言われていたのに
金柑が実りました。 
苗を植えたはいいものの、枯らさないように管理すること苦節16年。
実は毎年つけてくれるのに
青いままで厳寒期を迎えて凍りついてしまい
一度も収穫したことはありませんでした。

それが去年の秋、凍りつく前にちょこっとオレンジ色に色づきました。
数は少なかったですが、色づいたものだけ収穫して
蜂蜜で甘露煮を作りました。
美味しかった(^ ^)

そして今年は、たくさんの実がオレンジ色になりました。
お店に並んでいるような濃いオレンジ色にはなりきれず
黄色に緑が混ざった感じです。
少しでも熟させたくて、
天気予報をにらみながら大霜の前日までねばって
ようやく収穫しました。

3年前までは、黄色い実なんて1個もできなかったのに
やはり地球は温かくなっているんですね。

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ひなまるnekomarusennsei  at 20:49コメント(2) この記事をクリップ! 

今年の泡

毎年楽しみにしている泡もの。
今年は甲州のペティアンに挑戦することになりました。

これまでのペティアンのネーミングは
ベーリーAが「若善兵衛」で、白やまぶどうの白豊が「若白豊」。
甲州をなんにするのか、楽しみの一つです。
(「牛若」とリクエストしたら、即却下されました。)

なぜ牛若か、
つい先日まで、テレビで人形劇「平家物語」の再放送をしていて
原作吉川英治のストーリーもさることながら
川本喜八郎の、人形離れした人形の素晴らしさと
九郎義経の真っ直ぐな魅力にはまってしまいました。
それで、頭のなかには「静」とか「敦盛」とか
九郎に関わりあう名前がいっぱい。
ワインよりも日本酒に合いそう。

今、大河ドラマで「鎌倉殿の13人」をやっていますが、
もののあはれという点では平家物語のほうが断然好きです。
源氏は仲間割れが辛すぎる…。

さて話は戻って、甲州にふさわしい名前が何になるか。
楽しみにお待ちください。


 

ひなまるnekomarusennsei  at 13:12コメント(0) この記事をクリップ! 

文化活動

先日の山キャンプの続き。
山を降りたその足で、森の中のライブに行ってきました。

手作りの小屋に据えられた古いグランドピアノ。
それだけでも気持ちが上がりますが、
かさかさ、ぱんぱん、ツピツピ、
踏みしめる落ち葉の音や、屋根に木の実が落ちる音、小鳥のさえずり。
自然の音とピアノの旋律がのびのびと混ざり合って
からっぽになった自分の中に力が満ちてくるのを感じました。

オリジナル曲「秋」とラストの「渡良瀬」の余韻に酔いつつ
主催者ご夫妻の温かいおもてなしに
心をじんじんさせながら帰途につきました。
滋養たっぷりのおやつにもお腹の中から満たされました。

山の上のライブと森の中のライブ。
楽しかった~。
待っていたご褒美をたて続けにもらったみたいな、贅沢なひと時でした。
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ひなまるnekomarusennsei  at 19:49コメント(0) この記事をクリップ! 

ブルー「3」ビー

今朝、花の間を飛び回るブルービーを目で追っていたら、
どうも3匹いるようだと気がつきました。
小さいの1匹と大きいのが2匹。
オスとメス?

一昨年、ブルービーという美しい蜂を初めて知って、
うちの庭にもいることに驚いて
そのときは1匹だけだと思っていました。

去年は、少なくとも2匹はいることに気がつきました。

そして今年は3匹?
少しずつ増えているとしたら嬉しい!

この蜂は自分では巣を作らずに、別の種類の蜂の巣に居候させてもらって増えるそうなので、まずは居候先の蜂さんを大事にしないといけませんね。

と言うことで、これからもいろいろな蜂さんたちが通ってくれるように
蜜源になる花をいっぱい植えたいと思います。

 

ひなまるnekomarusennsei  at 20:50コメント(0) この記事をクリップ! 

ブルービー

今年も、小さな美しいお客さんブルービーが毎日来園してくれています。
暑い盛りのお昼前後がお気に入りのようです。
ミソハギの蜜がお好みなので、草刈りで刈ってスッキリしたいところですが
刈らずに我慢。

虫のみなさんはそれぞれお好みがあるようで、じっと見ていると
クマンバチはモナルダ
細長〜い蜂はバーベナ
アゲハやモンシロチョウはオレンジ系や紫系の花によく集まります。

ブルービーはせわしなく飛びまわるので写真に収めるのが難しい…
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ひなまるnekomarusennsei  at 12:21コメント(0) この記事をクリップ! 

フリチラリア・ペルシカ

フリチラリア。
この舌を噛みそうな名前の花を初めて雑誌で見たのはいつだったか?
その妖しい雰囲気にずっと憧れていました。
日本の花では貝母がその仲間です。

雑誌で見たのはフリラリチア・インペリアリスという当時珍しい花で、
花のカタログや、ましてやホームセンターの苗売り場で見かける機会はありませんでした。
それが、たまたま立ち寄ったナフコで出会ってしまったのです!

ナフコに並んでいたのはフリチラリア・ペルシカ。
インペリアリスとは感じがだいぶ違っている気がしましたが、機会を逃さずとにかく即買い。
蕾が出ているので、花が咲くところから見ることができます。

うつむいて咲くかわいい花は数あれど(フリラリチアも下向きの花です)、妖しげな雰囲気をまとう花には惹きつけられます。
上手に育てて、来年も花が見れるようにしたいです。


ひなまるnekomarusennsei  at 20:36コメント(0) この記事をクリップ! 

もったいないと言えば(2)

もったいない繋がり、続きます。

植えるだけ植えて、100%利用していないものがあります。
こんにゃく芋です。

ご近所さんから手作りこんにゃくをお裾分けでよくいただきました。
刺身で食べると、これが柔らかくて美味しくて。
「作るの簡単よ」という言葉を鵜呑みにして、まずは芋から育ててみようと、友人に種芋を分けてもらって植えたのが始まりです。もう10年ほど植え継いでいると思います。

ところが、こんにゃくはまだ一度も作っていません。
最初の一歩が踏み出せず(面倒くさいだけ)、くだんのご近所さんに芋を持ち込んで作ってもらったりしました。
すると「あんたんところの芋は固まりにくいなぁ」という衝撃発言が!
そういうことなら初心者にはハードル高いだろう…と、作る意欲がしぼんだまま今に至ります。

それでも芋は毎年植え継いでいます。
生子のときは小さな手のひらみたいな頼りない葉が出て、2〜3年植え継ぐと、気味悪い模様の茎の先に葉が大きく広がり、芋もゴツく大きく育っていきます。こんなゴツゴツの芋に手を加えてこんにゃくを作りだしたご先祖さんの工夫はすごいです。
さらに2〜3年たつと毒々しい花が咲いて、芋はそこで寿命を迎えるようです。これまでに、いくつものこんにゃくの花を見送ってしまいました。

 そろそろ食べてあげないとなぁ。

ひなまるnekomarusennsei  at 10:35コメント(0) この記事をクリップ! 

もったいないと言えば

先日、全然利用しないもったいないカリンのことを書きましたが
もったいない野菜もいくつか作っています。自慢にはなりませんが。

ひとつはハヤトウリです。

毎年タネを保存して、畑の防風林のカシノキの下になんとなく植え継いでいます。もう15年くらいになるでしょうか。
全く放置していても、10月になると木の上のほうにびっくりするくらいたくさんの実をつけます。
下から見上げると、その数たぶん100個以上。これがメロンかマクワウリだったら嬉しい光景ですね。
私たちだけではとても食べ切れるものではなく、道の駅に出してみてもほとんど売れません。

自家消費分と、人に差し上げる分と、種として保存する分を取り置いたら、残りのハヤトウリは11月末には落果してカシノキの下で肥やしになるのを待つばかり。
それならば植えなければいいのに、絶やしてしまうのもさびしい。

使い方は、キュウリの代用や、漬物にしてみたりして、カリカリパリパリした歯触りを楽しんでいます。ハヤトウリ1個でキュウリ4本分ほどのボリュームがあるので、食べても食べても減る気がしません!
何かいい利用方法(簡単で、美味しくて、たくさん食べれる!)はないでしょうか。

↓ 悲しいかな、11月末には防風林の下はこんなふうになってしまいます
 カリンの木の下でもカリンの実がこんな感じで朽ちています
 もったいないけど使えない…
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