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ちいさな旅

文化活動

先日の山キャンプの続き。
山を降りたその足で、森の中のライブに行ってきました。

手作りの小屋に据えられた古いグランドピアノ。
それだけでも気持ちが上がりますが、
かさかさ、ぱんぱん、ツピツピ、
踏みしめる落ち葉の音や、屋根に木の実が落ちる音、小鳥のさえずり。
自然の音とピアノの旋律がのびのびと混ざり合って
からっぽになった自分の中に力が満ちてくるのを感じました。

オリジナル曲「秋」とラストの「渡良瀬」の余韻に酔いつつ
主催者ご夫妻の温かいおもてなしに
心をじんじんさせながら帰途につきました。
滋養たっぷりのおやつにもお腹の中から満たされました。

山の上のライブと森の中のライブ。
楽しかった~。
待っていたご褒美をたて続けにもらったみたいな、贅沢なひと時でした。
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ひなまるnekomarusennsei  at 19:49コメント(0) この記事をクリップ! 

遊びをせんとや

ぶどうの出荷が終わり、年内最後の大仕事、後期の醸造に入りました。

その前に、8月からずーっと休みなしだったので、区切りをつけたくてリフレッシュしてきました。

ちょうど、くじゅうの法華院温泉でサックスとギターのライブをするよとのお誘いがあり、ライブ会場までの「アクセス、片道徒歩2時間半」という行程も楽しみで、その日にあわせて諸事スケジュール調整。

紅葉はもう終わっていましたが、久しぶりの山歩き、歩いたあとの温泉、秋の情緒がたっぷり詰まった演奏、久しぶりの山でのテント泊…
どれも最高のリフレッシュになりました。

これからしばらくは醸造に集中しますが、隙間時間を見つけて、年内にもう一回くらいどこか行きたいなぁと思いました。
去年からいろいろな事情で自由時間が取れないままに過ごしてきたので、久しぶりのオフは砂地の水のように心身にしみました。
やっぱり「あそび」は大切ですね。どこかで緩まなくっちゃです。

↓ 園長のリュックには「築40数年」のレトロなテントが詰まってます
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ひなまるnekomarusennsei  at 14:47コメント(0) この記事をクリップ! 

海をみに

外は雪です。
畑に出れないので「お正月遠足」の話題でも。

初もうでを自粛したかわりに
海に行こう!と、お弁当を持って遠足しました(もちろん車で)。
目指すは九州最東端、佐伯の鶴御崎です。

佐伯の海岸線はリアス式海岸で、小さな入江が入り組んだ景勝地です。
海岸線をめぐる道は、片側は海、片側は山の崖に挟まれた細い道。
船着場ごとに、ちょっと平らなところには肩を寄せ合うように家が並んでました。
(人のことは言えないけど、買い物に行くの大変だろうなぁ。)

うち寄せてくる波を海抜ゼロ目線で見ていると、圧倒的な「水」の量と圧力に胸がざわざわ。
真夏の尾平鉱山(豊後大野市)の杉林に入ったときに、樹々から出る「気」みたいなものにむせ返るような、押し戻されるような圧力を感じたことがあります。それに似てました。

岬の先端に着くと、突端にかわいい灯台が。
対岸の愛媛が意外と近い。
園長はもちろん!双眼鏡で海の向こうを眺めてました。

第二次大戦中はここに砲台を構えて、敵艦を見張っていたそうです。
資材は海から運んだのかもしれませんが、重い材料を、急で細い山道を通ってこんなところまで運びあげて、よく砲台を築いたものだと思います。ピラミッドを引き合いに出すのはかなり大袈裟ですが、人間ひとりひとりの小さな力を集めるとたいていのことはできるものだなぁ〜と感じ入ったことでした。
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ひなまるnekomarusennsei  at 13:21コメント(0) この記事をクリップ! 

小さな秋

畑の後始末とワインの仕込みで余裕がなかったこの頃。
疲労で背中と肩がこりこりに固まってしまった私を見て、
園長が「ちょこっと休養」宣言を出しました。

そうと決まったら、速攻で久住へGO!
家から30分で山に行けるのは幸せです。

ありあわせのお弁当も、山を眺めながら食べるとご馳走に。
友達が貸してくれた一眼レフで「一眼レフデビュー」を果たして、
山の空気を胸いっぱいに吸い込んで帰ってきました。

デビューの写真
(リサイズしているのでレンズの良さがでてないですねー)
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ひなまるnekomarusennsei  at 19:31コメント(0) この記事をクリップ! 

愛媛Love再び

この夏も「愛媛Love」弾丸ツアーを決行!

ブドウの作業の合間をぬってなので、ねん出できた時間はほんのわずか。
お天気がいいタイミングで行きたかったけど運悪く雨がちで、山はガスに隠れてじめじめしていたし、テントは雨漏り、床は浸水。
でも、そんなバッドシチュエーションを跳ね返して余りあるくらい、日常から飛び出して楽しんだ。

そもそも、園長主催のツアーはいつも強行軍。好きにさせておくとひたすら走りたがる。
真逆の私は、行く先々でしゃがみこんで、ゆっくりと野の花を観察するのが何よりの楽しみ。
梅雨入り頃から「のんびり、のんびり!」と呪文のようにささやき続けて、何とか洗脳に成功。甲斐あって去年の10倍くらいの時間を使って、この時期にしか見ることができない山の草花をたくさん愛でてきた。

写真は、久万高原で立ち寄った道の駅で買ってきた憧れのキレンゲショウマ。
花が開き始めて毎朝ドキドキさせてくれる。

キレンゲショウマ




ひなまるnekomarusennsei  at 06:30コメント(0) この記事をクリップ! 

愛媛Love

ぶどうの袋かけが終わって、ほんの2〜3日だけど自由時間が出来た。

春は地震の影響で恒例「デコポン食い倒れ」の旅に行けなかったし、その後は3ヶ月の間ひたすらぶどうに奉公してきた。この貴重な自由時間にやり場のなかった気合をドーンと投入して、園長企画「四国超弾丸やまぶどう探索ツアー」を決行した。
内子ワイナリーのやまぶどうワインを訪ね、瓶ヶ森で自然のやまぶどうを観察し、Great Traverseの陽希くんが食べていたかつ丼をガッツリ胃におさめ、四国カルストの雲の上で夜明けを迎えた。
盛り込み過ぎて疲れたかといえば、どこに行ってもとにかく人が優しくて心がふんわり。車を停める先々で疲れを1枚1枚脱ぎ捨ててきた。愛媛Love。
明日からまたがんばれそう(・∀・)

写真は雲海を眺めながら珈琲を淹れる園長
四国カルスト

ひなまるnekomarusennsei  at 20:39コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

小さな旅

しとしと雨の中、メダカのおうちを偵察。
老眼だとちょっと厳しいくらいのコピっと小さな赤ちゃんメダカが泳いでた。
ふと顔を上げて見回すと、庭のあちこちからも小さな小さな気配が…。
それは人知れずひっそりと咲いていた庭の花々からのシグナル。
ここんところ明るいうちに家の周りを歩くことがなくて、気配を察してあげられんかったとやね。
ブドウもだけど、庭木だって人に見てもらうのを待っているみたいだ。
濡れるのも構わず茂み(庭なのにジャングル)をかき分けかき分け、
「あら〜、もう咲いとったと」と話しかけながら、ほんのひと時の小さな花旅に出かけた。
夏椿やまぼうし

ひなまるnekomarusennsei  at 13:08コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

綾はいい!

天草に先立つこと1週間、宮崎は綾町に勉強に行ってきた。
宮崎がこれほど気持ち良いところとは…大・大好きになった。
お会いした方を大好きになったから、ということもあるだろうけど、
温暖で柔らかな空気、照葉樹林に覆われた山が心にも体にも沁みてきた。
家には塀がなく開放的で、道から丹精された庭が覗き見える。
見たことがない花木もあって沿道がずっと楽しかった。

その日は木城のキャンプ場でキャンプしたのだけど、この町がまたすばらしかった。
はっきり表現できなくて歯がゆいけど、町並みが本当に穏やかで優しい。
奇しくもその日は夜半から記録的豪雨に見舞われて、テントが浸水しそうになった。
それでも「ここに住みたいよ~!」と名残を惜しみつつ帰路に着いた。

大分も景色は自慢のタネだけど、宮崎で目にした照葉樹林というのはとてもいい。
こんな丸っこい山に囲まれて暮らしていると、人もホワホワと穏やかな心持ちになるのじゃなかろうか?
日本にはまだまだいいとこあるなぁ。
絶対また行きたい!
クルスの海
願いが叶うクルスの海です
「叶う」という字を横にしたようでしょ?



ひなまるnekomarusennsei  at 23:02コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

天草はいい!(その2)

天草2日目。
海岸線を南に走る。
肌が痛いほどの陽射しで、湿った海風が気持ちいい。
溶岩が波に侵食されてできたのか、海岸線にはろうそく岩のような細い柱状の岩が点在して景観を引き締めている。
エメラルドグリーンの海は透明で、波の下の岩や石ころまではっきり見える。

知らなかったけど、天草はちゃんぽん天国らしい。
お昼はEAT730で名物「ねぎちゃんぽん」を食べた。
細麺でお味はあっさり。
元長崎県民としてはもう少しコクがあってもいいかなぁと思ったけど、
ご主人が面白かったので◎。

帰りは島原半島に沈む夕日に見送られ、「またデコマリン※買いに来るもんね」と決意を固めつつ天草をあとにした。
天草、いい!
バカチョンカメラ(死語か?)じゃなく一眼レフだったらいい写真が撮れただろうなぁ…。DSCN2865DSCN2890









※ 道の駅「宇土マリーナ」で買ったデコポンの名前。甘味と酸味がともに濃くて、皮が薄く種なしだから、温州みかんのように手でむいて食べられる。畑のおやつにもってこい。



ひなまるnekomarusennsei  at 00:05コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

天草はいい!(その1)

昼ごはんを食べながら、唐突に海に行きたくなった。
畑も忙しくなってきたし、スケジュール考えたら今日しかない!
衝動に突き動かされ、1時間後にはキャンプ道具と共に車に乗っていた。

「天草は甘くない(簡単には到達できない距離だ、と言いたかった)」と寒いギャグを飛ばしつつ、一路海を目指す。
果たして…天草は遠かった。
家を出て5時間、目指すキャンプ場に着いたのは、夕日が沈むまさにその時だった!
テントを張る園長を残し、ひとり丘の上に上って沈み行く夕日にひたった。
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島原半島に沈む夕日



ひなまるnekomarusennsei  at 23:33コメント(0) この記事をクリップ!